三田村家
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技を磨き、心を磨いて幾千年
進化する蒔絵の技と、変わらぬ日本の心

日本の漆文化は縄文時代から受け継がれてきました
自然豊かな国土に感謝する心とともに、漆文化は育まれ、
奈良・平安時代に発現した蒔絵技法により表現力と世界観が拡がりました。

三田村家は江戸蒔絵赤塚派として技法を継承しつつ、その技に磨きをかけてきました。
これからも、みなさまの日常や、あるいは大切な時間や想いの傍で、
漆文化と日本の心が伝わるよう精進していきます。

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命に感謝する心A Heart Grateful for Life

日本だけお箸を横向きにするのはなぜでしょうか。

前にある食べ物はさっきまで生きていた命です。その間にある「は」(結界)を解いて自分の命のためにいただくこと、つまり儀式なのです。ヒフミと三手で箸を取り上げます。
箸の語源はHA +SHIの二つの言葉から来ています。HAは結界を意味し、SHIは固定するという意味があります。橋はこちら側と向こう側、柱はこの世とあの世を繋ぐためのものです。
いただく命に畏敬の念と感謝の気持ちを抱きながら、「いただきます」が日本人の食に対する精神文化であり、お箸やお椀などの漆器も重要な役割を果たしているのです。

漆は先人の知恵Wisdom of the Ancients

世界文化遺産にも登録されている北海道・北東北の縄文遺跡群。青森県にある三内丸山遺跡からは、漆器が出土しています。木製のものは通常は腐って残りにくいのですが、漆は保護作用があるので、残っていたと思われます。
日本人だけが、昔から食器(まり)を口に直接つけます。木製のまり(お椀)であれば、中のものが熱くても手で持つことができ、口にも優しい。口に直接つけるから、漆の滑らかさと抗菌作用が役に立ちます。きっと先人たちは漆の特徴を理解されていたのではないでしょうか。
古より受け継がれてきた食文化、そしてそれを支えてきた漆文化。大切にしていきたいものです。

受け継がれゆく匠の技Master Craftsmanship

奈良・平安時代に日本の国風文化は発展したと言われています。
実はこの頃に漆による装飾である「蒔絵」が誕生したと言われています。
そこから蒔絵師たちが技を磨き、表現力を拡げるための努力を重ねて参りました。
三田村家は赤塚派の流儀を受け継ぎ、日本画を基にして抑揚のある作品を多く仕上げています。江戸蒔絵赤塚派十代目の有純は、「金銀漆天目蒔絵」という新たな技法も生み出し、独自の世界観を表現できるように日々精進しています。
私たちの作品を通じて感じていただきたいのは、自然や宇宙との繋がりです。
私たちもまた、その一員だからです。

漆と日本人
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